プレゼンテーションモードの使用してノートをプレゼンする
自分の考えを綺麗に整理して分かりやすく伝えるには、プレゼンテーションモードが最適です。必要なすべての情報を 1 つまたは複数の Evernote ノートにまとめて、ボタンを 1 つクリックするだけでプレゼンテーションを開始できます。プレゼンテーションモードは、自分のノートを大型スクリーンに投影して発表を行う場合はもちろん、ラップトップの周りに少人数を集めてノートの内容を披露する場合にも役立ちます。
プレゼンテーションモードを利用するには Evernote プレミアム、Personal、Professional、または Teams に登録する必要がありますが、すべてのユーザに30日間無料でお試しいただけます。
注: Mac および Windows のみでご利用いただけます。この機能はまだ新しい Evernote for Mac または 新しい Evernote for Windows でご利用いただけません。
何でもすぐにプレゼン資料に変身
ノートのプレゼンテーションを開始するには、プレゼンテーションに使用するノートを開いて、プレゼンテーションモードのボタン(三脚で立てたスクリーンのアイコン)を選択します。このモードの起動中は、ノートを上下にスクロールさせて画面に表示する情報を切り替えます。
すべてのノートで使用可能
プレゼンテーションモードはすべてのノートで使用できるため、プレゼン資料を作成する手間が省けます。
ボタンを 1 回クリックするだけでプレゼンテーションモードが起動し、ノートが全画面表示されるので、ノート内の文章、画像、添付された PDF や Microsoft Office ファイルを、グループの全員に分かりやすく披露できます。
レイアウトエディタでプレゼンテーションをカスタマイズする
プレゼンテーションモードのデフォルトでは、ノートはスクロール可能な 1 枚のノートとして認識されます。ノートの表示方法をカスタマイズしたい場合は、ノートを複数のセクションに分割できます。これにより、ノートをセクションごとに画面上に表示できます。
プレゼンテーション用レイアウトエディタを使用する
プレゼンテーションモードの状態で、Evernote for Mac では画面右上にあるレイアウトエディタのボタン(丸で囲まれた四角形のアイコン)を選択し、Evernote for Windows では画面の右端にある灰色のタブを選択します。すると、レイアウトエディタのトレイが表示されます。ノートを複数のセクションに分割した場合は、レイアウトエディタのサムネイルでノートの分割状態を確認できます。

ノートを複数のセクションに分割する
ノートを複数のセクションに分割することには、次のようなメリットがあります。
- コンテンツを分かりやすく順序立てて整理する: たとえば、ノートの題名だけを含むセクションでプレゼンテーションを開始し、その後に目次のセクションを表示すれば、参加者はプレゼンテーションがどのような内容で進行されるのか理解しやすくなります。
- 要点を絞り込む: 画面上に一度に表示するコンテンツを絞り込むことで、内容が散漫になることを防ぎ、参加者の興味を惹き付けやすくなります。
- 操作をシンプルにする: ノート全体を表示していると、プレゼンテーションの進行に合わせて正しい位置にスクロールさせる必要があり、操作が煩雑になります。ノートを複数のセクションに分割しておけば、スペースキーや左右の矢印キーを押すだけでセクション間を移動できます。
手動

青色の区切り線を追加、削除、または上下に移動させて、一度に画面上に表示するコンテンツの範囲を指定します。
区切り線を追加または削除するには、ノートのサムネイル右側に表示される丸い青色の「+」ボタンまたは「-」ボタンを選択します。
- 青色の線: 青色の線は画面を分割する「区切り線」を示しており、線よりも下にあるコンテンツは次の画面に表示されます。
- 青色のドット: ノートの右側に表示される青色のドットは、区切り線を挿入できる箇所を示しています。マウスカーソルをドット上にかざすと、プラスまたはマイナスの記号に切り替わります。プラス記号を選択すると区切り線が追加され、マイナス記号を選択すると区切り線が削除されます。
自動
自動レイアウト機能は現在、Evernote for Mac のみで利用可能です。

レイアウトエディタを使用して、ノートを複数のセクションへ自動的に分割するには、2 つの方法があります。
- 自動レイアウト
- 水平線を区切り線に自動変換
レイアウトエディタを開き、次のいずれかのオプションを選択します。
- 自動レイアウト: トレイの上部にある「自動レイアウト」を選択します。自動レイアウトは、ノートの題名を使用してプレゼンテーションのタイトル画面を作成したり、ノート内の画像や表の部分に区切り線を挿入するなどの処理を自動的に行います。
- 水平線を変換: ノートに水平線(区切り線)を挿入して複数のセクションに区切ったら、トレイの上部にある「水平線を変換」を選択します。
注: Evernote によって最小単位として認識されるコンテンツ内には、区切り線を追加して分割できません。分割できない最小単位の例は、文、段落、箇条書きリスト、番号付きリスト、画像、PDF や Microsoft Office ファイルのプレビューなどです。
複数セクションに分割したプレゼンテーションでセクション間を移動する
プレゼンテーション時には、次のキーを使用して分割したセクション間を移動できます。
- 上下の矢印キー: ノートを上下にスクロールします。
- スペースキー: ノート内の次のセクションに移動します。
- Shift + スペースキー: ノート内の前のセクションに移動します。
同じノートブック内で、前後のノートに移動するには、次のキーを使用します(Evernote for Mac)。
- 次のノート: command + 右矢印キー
- 前のノート: command + 左矢印キー
オンスクリーンツールでプレゼンテーションの見栄えをよくする
レーザーポインターで特定の箇所に注目を集める
プレゼンテーションモードでは、マウスのカーソルが軌跡のあるレーザーポインターのように表示されるので、ノートの注目してほしい箇所を指し示すことができます。カーソルの色を変更するには、画面上部にあるレーザーポインターのボタンを選択します。
注: Ctrl + P キーを押してもレーザーポインターの色を変更できます。
最適な表示モードを選択する
オンスクリーンツールの太陽と月のボタンでデイモードとナイトモードを切り替えると、プレゼンテーションの印象を変えることができます。
- デイモード: 太陽のボタンを選択すると、プレゼンテーションが明るい背景に暗い文字で表示されます。これがデフォルトのモードです。
- ナイトモード: 月のボタンを選択すると、プレゼンテーションが暗い背景に明るい文字で表示されます。
フォントサイズを拡大または縮小する (Mac)
プレゼンテーションモードには、あらかじめ 3 つのフォントサイズが用意されています。フォントサイズは画面のサイズに応じて自動的に調節されます。プレゼンテーションモードのツールバーを使用するか、command + プラス記号(+)キーまたは command + マイナス記号(-)キーを押すことで、3 種類のフォントサイズを手動で切り替えられます。
ヒント
プレゼンテーション中に添付またはリンクされたメディアを開く
- 添付された PDF のプレビュー: プレゼンテーション中に PDF をクリックすると、コンピュータにインストールされている PDF 閲覧用アプリケーションを使用して PDF のプレビューが全画面で表示されます。
- 添付された画像や Microsoft Office ファイルのプレビュー: プレゼンテーション中に添付ファイルのサムネイルをクリックすると、それらのプレビューが全画面で表示されます。矢印キーを使用して、複数の添付ファイルをスライドショーのように素早く切り替えることができます。ノート内の画像をダブルクリックするだけでプレゼンテーションモードを開始できます(Evernote for Mac の場合)。
- 画像の拡大: Evernote for Mac では、プレゼンテーション中に画像をダブルクリックすると、その画像が拡大されます。Evernote for Mac でプレゼンテーション中に、表の中で縮小表示されている画像を拡大する場合は、この機能が便利です。Evernote for Windows では、プレゼンテーション中に画像を 1 回クリックすると、画面左上に画像サイズを変更するオプション(実サイズ、拡大、縮小、画面全体に拡大)が表示されます。
複数ノートのプレゼンテーション用に「目次」を作成する
プレゼンテーションモードで別のノートへのリンクをクリックすると、プレゼンテーションはリンク先のノートに移動します。command + [ キーを押すと元のノートに戻ります(Evernote for Mac の場合)。複数のノートへのリンクが記載された「目次」ノートを作成してこの機能を応用すれば、「目次」ノートを起点に複数のノート間を移動しながらプレゼンテーションを進められるので、非常に便利です。
プレゼンテーションを PDF として共有する(Evernote for Mac)
プレゼンテーションを PDF にエクスポートしてメールなどで送信するには、プレゼンテーションモードを起動した状態で画面を右クリックし、表示されるメニューから「プレゼンテーションを PDF として出力」を選択します。
プレゼン内容を別のディスプレイ画面で共有
例えば、大人数のグループの前で発表することや、別のディスプレイ画面でプレゼンテーションを表示したい時、より大きな画面に表示したい時もあると思います。
Windows の場合はコントロールパネルから、Mac の場合はシステム環境設定から接続先のディスプレイを設定します。Evernote for Mac では、ラップトップでノートを編集しながら、接続した大型スクリーンでプレゼンテーションを進行できます。そのためには、プレゼンテーションモードを開始する前に「ミラーリング」を無効にしてください。プレゼンテーションモードで「ディスプレイ画面を変更」ボタンを選択するか、control + S キーを押して、ノートを表示するディスプレイを選択します。
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