Evernote for Slack の使い方
Evernote for Slack を使用することで、Slack で重要なノートを共有したり、Slack からアイデアや会話を Evernote に直接保存したりできます。
Slack に Evernote を追加する
Slack のワークスペースに Evernote を追加する手順は以下のとおりです:
- evernote.com/slack を開きます。
- Slack に接続をクリックします。
- 画面の指示に従い、Evernote for Slack からアカウントへのアクセスを許可します。
アカウントを接続した後に Slack を開くと、Evernote からの操作ヒントを含むメッセージが Slack 上で表示されます。
Evernote for Slack を使用する
Evernote for Slack を使うと、以下のことが可能になります:
- 素早くメモをとる
- Slack のメッセージを保存する
- Evernote からノートを検索し、共有する
- ノートリンクを共有する
すべてのアクションを公開チャンネル、プライベート(非公開)チャンネル、共有チャンネル、1:1 のダイレクトメッセージ、グループメッセージで使用することが可能です。
素早くメモをとる
Slack の会話を離れずに、簡単な自分用メモを Evernote に書き出すことができます。「Slack から自分へのノート」というノートが既定のノートブックに作成され、それ以降メモを追記するたびに、入力したテキストが同じノートの最後に追加されます。Evernote でこのノートを自由に編集したり、タイトルを変更したり、別のノートブックへ移動したり、不要になったら削除したりできます。このノートを削除した場合、次回メモをとった際に新規ノートが作成されます。
メモをとるには、メッセージ上にマウスカーソルを合わせ、「その他のアクション」ボタンをクリックして Take note... を選択します。Create をクリックしてノートを保存する前に、テキストを追加することが可能です。
あるいは、スラッシュコマンドの「/note」を使用することもできます。例えば、「/note 会議のアジェンダに簡単なアンケートを足して更新」と入力すれば、Evernote に「会議のアジェンダに簡単なアンケートを足して更新」と書かれたノートが作成されます。
Slack のメッセージを保存する
アーカイブまたは後で確認するために、メッセージを保存することができます。メッセージ単体、会話全体、または指定の範囲で簡単にクリップできます。メッセージを保存するには、「その他のアクション」ボタン、Clip messages... の順にクリックし、ドロップダウンリストからオプションを選択します。その他のオプションについては、Show more options...、Clip の順にクリックすれば、/clip コマンドで使用できる高度なコマンドのリストが一覧表示されます。
「/clip」コマンドでは、特定の日付や期間を指定することが可能です。例えば「/clip since yesterday」と入力すると、昨日以降のすべてのメッセージおよび添付ファイルを含んだ新規ノートが Evernote に作成されます。
注: 例えば特定の月のすべての会話を含むような、大量のメッセージをクリップ保存には時間がかかる場合があります。
Evernote からノートを検索し、共有する
「その他のアクション」ボタンをクリックして「Find and share notes...」を選択すると、自分の Evernote アカウントからノートを検索し、Slack 上で共有できるようになります。
/find コマンドを使用するには、「/find」の後に単語またはフレーズを入力します。探しているノートが見つかったら、検索結果の下に表示される「ここに投稿」をクリックすることで、そのノートをチャンネルかメッセージに投稿できるようになります。
例:
- /find プレゼン資料 — タイトルまたは本文に「プレゼン資料」という単語を含むノートを検索し、関連性の高い上位 3 個のノートが表示されます。
- /find “山本 豊” — タイトルまたは本文に「山本 豊」のフレーズを含むノートを検索し、関連性の高い上位 3 個のノートが表示されます。
- /find intitle:契約書 — タイトルに「契約書」を含むノートを検索し、関連性の高い上位 3 個のノートが表示されます。
投稿する際の注意点: 機密性の高い情報などは、その Slack チャンネルのメンバー全員には共有すべきではない場合もあります。必ず投稿前にご確認ください。
ノートリンクを共有する
共有ノートや非公開ノートへのリンクに加え、ノート URL(Evernote Web 版のアドレスバーからコピー)も Slack 上に投稿することができます。Evernote がノートのタイトル・リンク・その他コンテンツなどをプレビュー表示します。公開リンクの場合、このプレビュー表示は自動です。非公開リンクの場合、まず Evernote for Slack がノートを自分のみが閲覧できる形でプレビュー表示し、そのうえで「ここに投稿」ボタンをクリックすれば実際に投稿することができます。
よくある質問
Slack でノートを共有する前に、個別のノートの権限を Evernote で変更しておく必要はありますか?
いいえ、必要ありません。/find コマンドでノートを Slack に投稿した場合は、本文全体(最大で 4,000 字まで)と最も大きい画像(画像がある場合)がプレビュー表示されます。チームの他のメンバーに元のノートを見て欲しい時は、Evernote で必要に応じてノートを共有してください。
/find コマンドでノートを投稿した時に、ノートにある表や書式が表示されないのはなぜですか?
表およびテキストの書式は Slack でサポートされていません。Slack の仕様の中で、できるだけ多くの書式を表示できるようにしています。
個人用アカウントとチーム用アカウントを両方連携させることはできますか?
Slack アカウントに連携できるのは、1 つの Evernote アカウント(個人またはチーム)のみです。2017 年 10 月 3 日より前に作成された Evernote Teams アカウントでは、個人かチームを選ぶことができます。この選択に応じて、/find コマンドで検索されるノートやノートブックが変わります。アカウント接続操作をやり直さずに、個人とチームを切り替えることはできません。
作成したノートや保存した会話はどこに保存されるのですか?保存先ノートブックの指定は可能ですか?
Evernote の既定のノートブックに保存されます。その後に、Evernote 側でお好きなノートブックに移動してください。なお、2017 年 10 月 3 日より前に作成された Evernote Teams アカウントでは、この既定ノートブックは「個人」領域のノートブックになります。
どうすれば Evernote アカウントを Slack から接続解除できますか?
Evernote アカウントを Slack から接続解除する手順は以下のとおりです:
- Evernote for Slack の「設定」ページを開き、下に表示されるユーザのリストから自分のアカウントを削除してください。(Ctrl + F または Cmd + F で名前を素早く検索できます)
- Evernote アカウント設定画面の「アプリケーション」ページを開き、Evernote for Slack のアクセスをすべて取り消してください。(注: 接続回数に応じて、「Evernote for Slack」が複数表示されている場合があります)
どうすれば Slack と接続する Evernote アカウントを変更できますか?
まずは Slack で Evernote アプリを開き(サイドバーの Apps をクリックし、Evernote を検索)、スクロールして最初の Welcome メッセージまで戻ります。そして、Welcome メッセージの下にある「Wrong account? Link accounts again.」というリンクをクリックしてください。
Slack が Evernote アカウントにアクセスする権限が無くなった、という旨のメッセージが表示されるのはなぜですか?
Evernote アカウントへの認証が期限切れになった可能性が考えられます。その際は、Evernote と Slack のアカウントを再接続を促すメッセージが Slack で届きます。そこに表示されるリンクをクリックして、アクセス権限を更新してください。
Evernote はどのような権限を必要としますか?
Evernote は Slack アカウントから複数の権限を必要とします。実行する操作の説明は、Evernote と Slack のアカウントの接続を承認する時の画面に記載されています。権限に関する詳細につきましては、Evernote for Slack アプリの権限をご参照ください。